昭和31年から続く「わさび農家」
わさびの栽培は、私の祖父母が昭和31年、遠野市宮守町を流れる達曽部川の源流部“湧水(わくみず)地区”で わさび田を造成したのが始まりです。
冬は雪深く気温もマイナス10℃以下になる地域ですが、わさび田をビニールハウスで覆う栽培方式をとるなどして、わさびの栽培が出来るよう長い歳月をかけて面積の拡大に努めてきました。
現在、わさび田の面積は“白石(しらいし)地区”“湧水地区”を合わせて40アールほどです。
昭和53年頃からは、わさびの加工品の製造も行っています。最初につくったのは葉わさびのしょう油漬でした。
葵食品では、わさび栽培と加工品製造を私の家族4人(私と妻・父・母)とパートをお願いしている近所の方、計5名で行っています。
収穫の最盛期は11月〜年末にかけての冬場です。
父と母とパートさんには厳しい寒さの中、収穫作業を頑張ってもらっています。
収穫したわさびの販売先は、多くは東京の市場に出荷していますが、料理屋さんなどにも直送で卸しています。
また、地元のお店では年間を通してわさびと加工品を販売してます。
冬から春にかけては葉わさびも販売していて、わさび漬を各家庭の味で楽しんでいただいております。